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第73回税理士試験 財務諸表論 理論出題について

試験.勉強 第73回税理士試験 財務諸表論 理論出題について

今回の財務諸表論の理論で、随分と懐かしい設問が出てましたね。

固定資産の減損処理と臨時償却の相違点については、平成23年に出題されてます。

 

廃止理由(国際調和化以外の観点)

①臨時償却は実質的に過去の期間への遡及適用と同様の効果をもたらす処理であるため新たな事実の発生に伴う見積りの変更に関する会計処理として適正な方法ではない。

②臨時償却による処理が適正と思われる状況であっても耐用年数の短縮には収益性の低下を伴うことが多く、減損処理の中で両方の影響を含めて処理することができる。

③臨時償却の事例の多くが将来に生じる除却損の前倒し的な意味合いが強かった。

 

平成23年では、③が問題の文中にありました。

今回は累計額の修正の臨時償却にたいし、減損が帳簿価額に反映することが目的ではないという点をこたえるといいでしょう。

 

ちなみに第二問の問2は

aは遡及処理のこと→レトロスペクティブ方式

bは臨時償却のこと→キャッチアップ方式

cは見積りの変更のこと→プロスペクティブ方式

 

レトロスペクティブの名称は、過去の本試験の選択肢のなかによく登場しているのですが、解答として選ばれることがなかったったので今年でやっと選ばれる出題でしたね。

 

 

 

 



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