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会計処理の原則と例外について

試験.勉強 会計処理の原則と例外について

寒くなりましたね、家でじっとしているのでちょっと頭を使う記事を。。。

会計処理には原則と例外があるものが多いのですが、実は日商簿記2級では、ほとんど例外処理を出題しているのです。比較表を見比べてください。
赤色の太字が日商簿記2級で出題範囲のやり方です。

  原則 例外
保有社債の償却原価法 利息法 定額法
開発費 支出時費用処理 繰延資産として計上
為替予約 独立処理 振当処理
リースの支払利息 利息法 定額法
所有権移転ファイナンスリースの支払利息の取得原価に算入 算入しない *算入する


けっこうありますね。
税理士試験では、原則も例外も出題されるのですが、この表の中で唯一税理士試験で出題されてないものがあります。

それは所有権移転外ファイナンスリースの支払利息を取得原価に算入するやり方です。(表の中でをつけています)
このやり方は日商簿記2級では利子込み法とよばれて、第一問の仕訳で出題されるのですが、支払利息を取得原価に算入すると減価償却費を通じて支払利息相当額が販売費及び一般管理費に計上されるという問題がおきます。

税理士試験でも出題しないこのやり方を、日商簿記2級で教える時はいつもひとこと言いたくなりますが、ほとんど愚痴なので言うのをぐっとこらえてます。


 



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